デートDVは深刻な問題であり、NOを伝える覚悟を持ち、誤解を乗り越えることが重要です!しかし、NOが言えずに独りで苦しさを抱えてしまうケースがあります。独りで苦しまないでください!
デートDVは愛情の表現ではなく、暴力です!
この文章を読むと、デートDVの深刻さや対策の重要性が理解できます。
自分を守る、勇気を持ってNOを伝えるために、ぜひ最後までお読みください!
「NOを伝える覚悟」を持つために、3つの誤解を理解する!
デートDVとは、特に若年者のカップル間におけるDV(暴力や支配)のことを指します。
そのため、若年者であるがゆえに、恋愛の知識や経験が乏しいこと、恋人への依存、偏った理解などが生まれてしまい、デートDVに気づくことが非常に難しいと考えられます。
自分を守るためにも「NOを伝える覚悟」が必要ですが、以下のような誤解があることで、NOを言い出しにくくしています。
① NOを言うと関係が悪くなるという誤解
実際には、自分の意見や要求をはっきりと伝えることで、健全な関係を築くことができます。
相手とのコミュニケーションを通じて、お互いのニーズや境界を尊重することが大切です。
② 自分が悪いからDVを受けているという誤解
デートDVは、加害者の問題であり、被害者の責任ではありません。自己評価を下げずに、自分の権利や尊厳を守る覚悟を持ちましょう。DVは絶対に許されるべきではありません。
③ DVは愛情表現の一部という誤解
DVは暴力であり、愛情表現ではありません。何度も言いますが、絶対に「愛情」ではないです!
愛情には尊重・サポート・理解が含まれますが、DVは自己中心的で、相手への尊重・サポート・理解はゼロと言っても過言ではありません。
デートDVってなに?
より具体的にデートDVを解説していきます。
デートDVは、交際相手から振るわれる殴る・蹴るなどの身体的な暴力だけではなく、強い束縛や恐怖心を与えて、心を傷つける精神的な暴力も含まれます。
特に、配偶者間(婚姻状態にある夫婦間)で起こるDVに対して、若年者のカップル間で起こるDVのことを「デートDV」と呼ぶことが多いです。
DVの特徴でもある「相手を思い通りに支配しようとする言動や態度」は、大人でも気づきにくい、表面化しづらい問題ですが、さらに若年者という知識や経験が浅い状況で被害を受けるため、前述したような誤解が生まれてしまい、デートDVから抜け出すことを難しくしています。
デートDVは、男女ともに●●人に1人が被害経験あり!
内閣府の調査では、女性の5人に1人、男性の9人に1人が被害を受けた経験があると回答しています。また、交際相手のいる女子高校生を対象にした調査では、28%(4人に1人以上)がデートDVを受けていると答えていました。(2007年ウィメンズネット・こうべの調査より)
決して女性だけの問題ではなく、男性も被害を受けていることや、ひどいケースではストーカー事件や傷害事件に発展する可能性があることを理解し、早期の解決が重要です。
デートDVに気づくためには?
デートDVの具体的な内容とは?
具体的な内容の一部をご紹介します。あなたは、以下のようなことをされたことはありませんか?
- 暴言や大声でのどなりつける
- 友だちとの交流の制限する
- プライバシーの侵害する(メッセージのチェックやアドレスの消去する)
- 細かい服装への指摘をする
- 自分を最優先にしないと不機嫌になる態度をとる
- イヤと言ったら暴力を振るってくる
これらの内容以外にもデートDVに該当する行為はもちろんありますが、どうしてこのようなことが起こってしまうのでしょうか?
実は、被害者、加害者ともに間違った思い込みをしていることが行為の裏側に隠れているケースが多いのです。
間違った思い込みとは?
- 相手を独占したり、束縛したりすることが愛情表現だと思っている
- 愛があれば暴力は許されると思っている
- 恋愛はドラマティックなものだと思っている
- 強引なくらいが男らしい!従順な方が女らしい!と思っている
このような思い込みは、間違いだと認識してください!
「愛情表現」に「暴力」は決して含まれませんし、どんな人間関係にも「暴力」は許されないのです!
例えば、恋愛関係にあっても、スマホを勝手に見られる(プライバシーの侵害)ことは、相手を支配することの1つだと気づいてください。殴る・蹴るだけがデートDVではないのです!
まとめ
デートDVは、特に若年者のカップル間におけるDV(暴力や支配)!
次の3つの誤解
- NOを言うと関係が悪くなるという誤解
- 自分が悪いからDVを受けているという誤解
- DVは愛情の表現の一部という誤解
が生まれていることに早く気づき、相手に対してNOを言える自分になりましょう。
なぜデートDVが起こるのか?を知っておこう
男らしさや女らしさに過度に固執することは、デートDV(支配や暴力)の原因となります!
交際相手との関係で、少しでも疑問に思うことがあれば、身近にいる信頼できる人に相談したり、専門の相談機関へ相談をしましょう!あなたの声に耳を傾けてくれる方がいることを絶対に忘れないでください。
引用文献(2023年6月5日時点)
① 認定NPO法人 女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ ~デートDV
引用元: 認定NPO法人 女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべのウェブサイト(参照URL:https://wn-kobe.or.jp/)
② 高崎市「DVって何?」
引用元:高崎市のウェブサイト(参照URL:https://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2014011700901/)
ご参考までに、上記の引用文献は2023年6月5日時点での情報です。
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